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KLM、グループ全体で4500~5000人削減へ
KLMオランダ航空は7月31日、新型コロナウイルス感染症に伴う対策の一環で、KLMグループ全体の職員を2021年中に4500名から5000名削減すると発表した。現在は計3万3000人の職員がおり、約2万8000人規模に縮小させる。
KLMはコロナを契機に2月から徐々に運航ネットワークを縮小し始め、4月はじめの時点で10%未満、第2四半期も15%まで運航便数を縮小していた。7月には30%まで徐々に復便を進めているが、収益の回復は大きく遅れているとしている。
航空業界の見通しは不透明とし、多くの国々が旅行制限を行っており、消費者はチケットの予約により慎重になっていることから、航空需要の回復は早くても2023年または2024年と予想。影響の長期化を見越して企業規模の削減を図る必要があると説明している。