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TF33エンジンの部品を3Dプリントで初めて生産
米空軍、供給不足部品問題の解決へ前進
米空軍は8月3日(米オクラホマ州現地時間)、ティンカー空軍基地に所属するオクラホマシティー航空ロジスティクスコンプレクス(OC-ALC)が、TF33-P103エンジン用のアンチアイスガスケットを初めて3Dプリントで生産したと発表した。
TF33エンジンは民間機ではボーイング707型機や727型機などが搭載していた古いエンジンで、米空軍ではE-3早期警戒管制機やB-52戦略爆撃機、E-8 J-STARSなどが搭載している。今回アンチアイスガスケットを生産したのはこの部品が供給不足に陥ったためで、元部品の調達方法では最初の調達契約から部品製造まで120日から136日かかっていたところ、14日から21日に短縮することに成功したという。
製造にあたっては、・・・
※写真=作業に携わったOC-ALCなどのメンバー(提供:米空軍)
※写真=製造したアンチアイスガスケット(提供:米空軍)