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2018.07.04

ウイングトラベル

フィジーエア、成田-ナンディ線運航開始

9年4カ月ぶりの復活、初便は200人超搭乗

 フィジー・エアウェイズ(FJI)は7月3日から成田-ナンディ線の運航を開始した。日本からフィジーへの直行便は2009年3月以来、9年4カ月ぶりの復活となった。就航初日となった3日には就航記念式典を開催。同社や成田空港の関係者が出席し、新規就航を歓迎した。成田発初便となったFJ350便は約200人超の乗客を乗せ、午後9時30分過ぎに出発した。今後は週3便で運航される。
 日本-フィジー間の直行便は、FJIの前身であるエア・パシフィック航空が運航していたが、当時の世界的な経済不況の影響を受けて運休を余儀なくされていた。しかし、ここ最近フィジーへの直行便就航を望む声が高まっていたほか、日本人の海外旅行需要も回復基調となっていること。さらに19年のラグビーワールドカップ、20年の東京オリンピック・パラリンピックの開催を見据え、双方向交流の活性化などが期待されることなどから、再就航を決定した。
 これまで日本からフィジーへのアクセスは香港、オーストラリアなどを経由して向かうケースが主流で、片道約15時間以上かかっていたが、今回の直行便就航により8時間40分でアクセス可能となった。また、運航スケジュールもナンディ着が午前9時台着、一方で帰国便のナンディ発は午後1時台となっており、フィジーでゆとりのある滞在が可能となっている。
 機材はエアバス330-200型機、エアバス330-300型機のいずれかを使用。初便は273席仕様(ビジネスクラス24席、エコノミークラス249席)のA330-200型機で運航された。
 3日に成田空港で行われた就航セレモニーではFJIのシェナーズ・ヴォス国際業務部エグゼクティブ・ジェネラルマネージャーとフィジー共和国民間航空局のライルン・カーン局長があいさつした。

 

※写真=成田空港で出発準備を行うフィジー・エアウェイズのFJ350便

 

※写真=テープカットを行う関係者。写真左から
成田国際空港の荒川武取締役営業部門長、フィジー共和国民間航空局のライルン・カーン局長、フィジー・エアウェイズのシェナーズ・ヴォス国際業務部エグゼクティブ・ジェネラルマネージャー、マーク・キャバリエ チーフ・コマーシャル・オフィサー、駐日フィジー大使館のイシケリ・ウルイナイライ・マタイトガ大使、国土交通省航空局の石井靖男成田空港事務所長