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2018.07.04

WING

トルコ向けF-35A初号機を引渡し

計画に最初から参加、5社が部品製造中

 

 ロッキード・マーティンはこのほど、トルコに同国向けF-35A初号機を納入した。トルコはF-35Aを100機導入する計画で、既に30機を発注済みとなっている。また、トルコは1999年のコンセプト確定フェーズからF-35計画に参加しているパートナーで、同国の主要防衛産業5社がF-35の機体、エンジン、電子機器の部品を米企業に納入しているという。
 今回納入された初号機はまず、米アリゾナ州ルーク空軍基地に送られ、パイロットの操縦訓練に使用される。トルコ本土へのF-35A配備は2019年11月から開始される計画で、2020年からはパイロットと整備員の教育もトルコで開始される予定という。
 F-34A初号機の引き渡し式典には、トルコ政府代表としてデミレル防衛産業副大臣が出席し、トルコがF-35計画に最初から参加して来たメンバー国であることを強調し、トルコ空軍がF-35Aを装備することでトルコの領域防衛とNATOへの貢献が飛躍的に向上すると述べた。製造面でもトルコの防衛産業が製造計画に参加し、貢献していると述べている。

 

※写真=トルコ向けF-35A納入式典におけるディスプレイ。18-0001号機を中心に、左にはJADAM誘導爆弾、右にはJSMが展示されている(提供:ロッキード・マーティン)