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ベル・ボーイング、CMV-22Bなど58機のオスプレイ受注
米海軍空母輸送機となるCMV-22B製造開始、陸自向け4機も
ベル・ボーイングは7月2日、総計58機の41億9153万ドル余にのぼるV-22ティルトローター機追加製造契約を受注したことを発表した。この契約では米海軍の空母搭載輸送機となるCVM-22を初めて39機受注し、製造を開始するほか、陸上自衛隊向けのMV-22も4機、米海兵隊向け向けMV-22が14機、さらに米空軍向けのCV-22が1機というのが内訳となっている。
このうち、新バージョンのCMV-22Bは、1960年代から使用されているC-2艦載輸送機(E-2Cを貨物機に改造)の代わって、空母と陸上基地間の人員輸送、物資補給の任務に充てられる。ティルト・ローター機であるため、人員輸送が快適になり(C-2は着艦フック、カタパルト射出の衝撃を受ける)、空母以外の艦艇への着艦も可能となるなど、空母艦載輸送能力が大幅に改善されることが期待される。
今回の契約は固定価格インセンティブ付き多年度契約となっている。
※画像=CMV-22B艦載輸送機の想像図(提供:ベル・ボーイング)