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2018.07.05

ウイングトラベル

フィジー政観CEO、日本人訪問客2万人台回復へ自信

体験型素材PR積極化、プロモ予算も集中投入

 フィジー政府観光局のマシュー・ストーケル最高責任者(CEO)は本紙などとのインタビューに応じ、今後日本を始めとしたアジア市場に対してプロモーション予算の増額を始め、経営資源を集中投下していく考えを明らかにした。日本市場については今月3日からフィジーへの直行便が再就航したことを契機に誘致促進活動を一段と強化する。特に日本人観光客が好む体験型コンテンツの訴求に力を入れていくとともに、これまで取り込みきれていなかった30歳〜40歳代の需要喚起を中心にPR活動を行っていく。また、旅行会社に対しては研修旅行やセミナーなどを通じて、フィジーの最新情報を定期的に発信。日本市場に適した旅行商品の造成に向けて緊密な連携を図っていく考えを示した。
 ストーケルCEOはインタビューの冒頭で7月3日からフィジー・エアウェイズが約9年ぶりに成田−ナンディ線を就航したことに触れ「予約状況が予想以上に順調に推移しているということを聞き、非常にうれしく思っている。航空会社もそうだが、政府観光局としても、日本市場の動きについて非常に期待をしているし、観光客数の増加について非常に自信を持っている」と強調した。
 その上で「かつて日本から直行便が就航していた時代は年間訪問者数は2万2000人程度となっていた。今回の再就航を受けて、この水準に戻すことについては十分可能ではないかと考えている」と自信を見せた。

 

※写真=フィジー政府観光局のマシュー・ストーケル最高責任者(CEO)