米中当局、旅客便運航を週8往復便まで拡大で合意

　米国と中国当局が、互いの航空会社が米中間で運航することが可能な運航便数を、これまでの週4往復便から週8往復便まで拡大することに合意した。
　政治的な理由で世界の二大経済大国の間で緊張が高まっているものの、新型コロナ禍で大きく減少してしまっている米中間を往来する航空機の運航便数を増やす。　
　米運輸省は8月18日（現地時間）、米国と中国の間で定期便を運航している中国系航空会社4社に対して、週8往復便へ増便することを認めたことを発表。これは中国航空当局が米国航空会社に認可した総便数に相当するものとした。
　米運輸省によれば8月12日現在、米中旅客市場で定期便を運航している米国航空会社ではユナイテッド航空とデルタ航空の2社。これまでの運航頻度は週2往復便だったが、それぞれ週4往復便にすることが中国当局によって認められたかたちだ。
　なお米運輸省の発表を受けるかたちで、ユナイテッド航空は9月4日からサンフランシスコ－上海間（ソウル経由）便の運航を週2便から週4便に増便することを発表した。

〔ユナイテッド航空の上海便ダイヤ〕
・UA857（水、金、土、日曜日）＝サンフランシスコ11時00分→上海17時45分（+1日）
・UA858（月、木、土、日曜日）＝上海21時40分→サンフランシスコ20時55分