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BAE、米海軍「プレブル」の近代化を1億350万ドルで受注
BAEシステムズは8月18日(米国現地時間)、米海軍アーレイ・バーク級ミサイル駆逐艦「プレブル(DDG-88)」の近代化改修を1億350万ドルで受注したと発表した。
今回の補給処整備期間(DMP)契約では、喫水線下の船体整備をはじめ、イージスシステムおよび指揮統制装置のアップグレード、乗員280名の居住スペースの改修を実施することになっている。作業は、今年10月から開始し、2022年2月に完了する予定とのこと。なお、契約における全てのオプションを行使した場合、契約金額は最大1億1770万ドルになるという。
また、BAEシステムズでは去る8月11日に、同じくアーレイ・バーク級ミサイル駆逐艦「カーニー(DDG-64)」、「ウィンストン・S.・チャーチル(DDG-81)」の改修を受注したことを発表している。2隻はジャクソンビルにあるBAEシステムズの造船所に入渠して改修作業を受けることになっており、オプションを行使した場合の累計金額が2億1160万ドルになるとしている。
「カーニー」は今年9月に入渠し、喫水線下の船体整備、乗員居住スペースの改修、船内システムのアップグレードなど、400日以上にわたる大規模改修を実施。作業は2021年11月に完了する予定となっている。一方、「ウィンストン・S.・チャーチル」は2021年に入渠して、船内にある鋼製構造物の交換、電子システムのアップグレード支援などを含む390日間の改修作業を実施。2022年7月の作業完了を予定しているとのこと。
※写真=BAEシステムズは米海軍駆逐艦「プレブル(DDG-88)」に400日以上にわたる近代化改修を行う(提供:米海軍)