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2018.07.05

ウイングトラベル

静岡の国際観光が破産申請へ、教育旅行手掛ける

 東京商工リサーチによると、第1種旅行業の国際観光(静岡市葵区伝馬町6-18、設立昭和27年12月、資本金2400万円、西子好之社長)は7月2日、事業を停止し、破産手続きを松田隆広弁護士ほか(あおば法律事務所、同市駿河区南町14-25、電話054-202-6840)に一任した。負債は現在調査中。
 同社は1952年に静岡県教育事業団体の1つとして、静岡県下の小学校・中学校・養護施設等の修学旅行や遠足等の学校行事を中心に催行していた。1998年2月期にはピークの売上高約37億円を計上したが、それ以降は教育旅行への新規参入旅行業者との競合が激化した。また、手数料収入も減少して減収傾向となり、採算性の悪化から資金繰りも厳しく、決済不能で今回の措置となった。