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2020.08.20

WING

Air bp、ネステと航空代替燃料供給拡大で合意

昨年比5倍を今年と来年供給、代替燃料需要拡大

 Air bpとネステ(Neste)は8月19日(現地時間)、持続可能な航空代替燃料(SAF)の供給量拡大に向けて契約を締結した。両社によれば、2020年および2021年の供給量について、2019年に供給した量の5倍とすることに合意した。Air bpは、ストックホルム(ARN)やオスロ(OSL)などの空港への納入を近日中に開始するとしており、欧州の一部の空港でネステ製の持続可能な航空代替燃料の利用が拡大することになる。今回の供給量拡大について、既存および新規の航空会社の顧客からの需要の増加に対応するものであることを明かした。
 ネステの代替航空燃料は、100%再生可能な廃棄物と残渣原料から製造。従来のジェット燃料と比較して温室効果ガス排出量を最大80%削減することができる。
 ネステ社の持続可能な航空代替燃料の年間生産能力は現在10万トンで、シンガポールの製油所の拡張とロッテルダムの製油所への追加投資の可能性もあり、ネストは2023年までに年間150万トンのSAFを生産する能力を持つことになるという。・・・

 

※写真=Air bpとネステが持続可能な航空代替燃料の供給拡大で合意。昨年の5倍の量を供給する(提供:Air bp、ネステ)