WING
川崎汽船、仏エアシーズと自動カイトシステム開発
日本海事協会から設計基本承認
川崎汽船と仏のエアシーズ社(Airseas SAS)は、一般財団法人日本海事協会より、自動カイトシステム”Seawing”の設計に関する基本承認を取得した。このエアシーズ社は仏トゥールズに拠点を構え、エアバスから分社した企業。高いエネルギー効率ソリューションを海運にもたらすべく、エアバスが航空機開発で培った飛行制御技術、モデリング技術と海事関連の様々なテクノロジーを有する。
”Seawing”とは、風力により船舶の推進を補助する自動カイトシステムのこと。簡単なスイッチ操作のみで自動的にカイトの展開や格納することが可能。システムは性能の最適化と最大の安全性を確保するために船の運航状態を含めた海象・気象データをリアルタイムで収集して分析の上活用する。
※写真=川崎汽船がエアバスから分社したエアシーズと共同開発中の”Seawing”イメージ(提供:川崎汽船)