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2020.08.28

WING

海自、20年度遠洋練習航海後期を実施

航空要員などを除く約110名が「かしま」に搭乗

 海上幕僚監部は8月25日、「令和2(2020)年度遠洋練習航海(後期)」を8月28日から10月21日までの55日間実施すると発表した。今年は例年と違い、艦隊運用の見直しなどにより前期と後期の2回に分けて実施するかたちに変更していたところ。
 今回の遠洋練習航海は前期に続き、練習艦隊司令官八木浩二海将補を部隊指揮官として、第70期一般幹部候補生課程修了者約110名(内女性約10名)を含む約310名の人員が練習艦「かしま」に搭乗する。なお、一般幹部候補生課程修了者については航空要員、施設要員などを除いた者が参加するため、前期よりも参加人員が減っている。
 航路としては、呉を8月28日に発ち、米国アラスカ州ノーム、アンカレッジ、パールハーバー、サイパンを巡り、10月21日に呉に帰港するというもので、総航程は約2万2000キロメートルになる。
 寄港地としては、ノームおよびサイパンは初めて寄港することになる。なお、新型コロナウイルス感染症への対策もあり、ノームとアンカレッジでは上陸せず、パールハーバーとサイパンに関しては上陸について調整しているとのこと。