JAL、ヤマトと海外駐在員向け生活物資輸送で連携

日本通販サイトなどで購入した商品配送、まずはインドから

　日本航空（JAL）とヤマトグローバルロジスティクスジャパンは、日系および日本に拠点を持つ外資系企業の駐在員とその家族を支援する取り組みを開始するJALの旅客機を活用した貨物専用便を活用し、駐在員が日本の通販サイトなどで購入した食材や衣料品などの生活物資をインド向けに輸送するサービスの提供を9月１日より開始し、今後他の国や地域への展開を検討していく方針だ。
　新型コロナウイルス感染症が世界的に拡大しているなか、インドの駐在員およびその家族は、出入国制限や国際線運航便の減便・運休の影響により、日本への一時帰国や近隣国との往来に加えて、物資輸送ルートも限られているため、日本の食材や衣料品などの生活物資を取り寄せることも困難になっているという。そうしたなか「何とか駐在員やそのご家族に日本の生活物資を輸送できないか」という声を派遣元の企業から寄せられたとして、JALとヤマトグループが共同で取り組みを開始することにした。
　具体的にはヤマトグローバルロジスティクスジャパンと派遣元企業間でサービス利用に関する契約を締結。このサービスは日系および日本に拠点を持つ外資系企業のみが利用可能となっており、・・・・。

※写真＝JALとヤマトグループは海外の駐在員向けの支援を展開する（提供：JAL）