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2020.09.01

WING

ロッキード、米陸軍とHIMARSの製造契約

28基で1億8300万ドル、米海兵隊と海外顧客向け

 ロッキード・マーティンは8月31日(米ダラス現地時間)、米陸軍との間に高機動ロケット砲システム(HIMARS)の製造契約を1億8300万ドルで結んだと発表した。
 これはHIMARSランチャーと関連機器をの製造契約で、ロッキード・マーティンは米海兵隊と海外顧客向けのHIMARSを28基製造し、2022年後半から納入するとのこと。
 ロッキード・マーティンは今回の契約について、「新たなHIMARSランチャーは、マルチドメイン作戦において比類のない機動火力をもたらす。米国の同盟国はシステムの維持について、我々の支援をあてにすることが出来る」と語っている。
 HIMARSは多連装ロケットシステム(MLRS)の一つで、米陸軍FMTV系列の5トントラックをシャーシにランチャー・ローダーモジュールと射撃統制システム、装甲キャブを搭載。C-130輸送機などに積載して迅速に展開が可能な様に軽量型のシステム構成となっている。また弾薬については、GMLRSの誘導ロケット弾やATACMSミサイル、次世代精密攻撃ミサイルPrSMなどを使用可能となっている。

 

※写真=HIMARSランチャー(提供:ロッキード・マーティン)