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2020.09.02

ウイングトラベル

■ANA Care Promiseで新たなスタンダード構築

 ANAの藤崎氏、優先搭乗サービスも一時中止

 全日本空輸(ANA)観光アクション部の藤崎良一部長は、空港での検疫や今後の運航について説明した。ANAは1月中旬以降、武漢から計5便で約800名を日本へ運んだ経験から、「早い時期から安全対策の重要性を認識した」として、6月1日には「ANA Care Promise」を発表して対策を講じ、空の旅の新しいスタンダードとして取り組んでいると紹介した。
 マスク着用や機内消毒などはもちろん、「力を入れているのは統一して一貫して行うこと」だとして、なかでも搭乗案内の順番には特徴があり、東大研究室との共同研究を踏まえて、前方、後方、窓側、通路側などの座席位置から全体を6グループに分けて搭乗の案内を行い、「優先搭乗サービスは一時中止している」とした。

 

 空港検疫、抗原検査で待ち時間1.5〜4.5時間
 9月めどに1日1万3300人検査能力へ拡充方針
 ANAの国際線運航便数631便、計画比で12%
 いましばらくは我慢の時も、潜在需要は高く

※写真=ANA観光アクション部の藤崎良一部長