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2020.09.04

WING

新型コロナ発生の「むらさめ」、濃厚接触者は16名

全乗員に再度PCR検査、観察期間を経て再度出港へ

 山崎幸二統合幕僚長は9月3日の定例会見で、「派遣情報収集活動水上部隊第3次隊」として中東地域へ派遣する護衛艦「むらさめ」内で発生した新型コロナウイルス感染者について、保健所の調査によって濃厚接触者16名を特定したと発表した。
 濃厚接触者16名については、現在横須賀基地内の施設で隔離処置を実施しており、再度PCR検査を全乗員に対し実施し、その上で一定の健康監察期間を設けた後に中東へ向かうことになると山崎統幕長は説明。「『むらさめ』の出港は遅れることになるが、現在派遣中の『きりさめ』が任務を継続することになると思うので、任務には影響はない」との考えを示した。そして、「任務遂行に影響に無い様、部隊交替の時期などを調整していくとともに、引き続き新型コロナウイルス感染拡大防止策を徹底し、任務に万全を期していく」と語った。