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河野防相、アショア問題は「風通しの悪さ」
意思疎通、仕事の進め方など情報共有不十分
河野太郎防衛大臣は、この度のイージス・アショア配備プロセスに関する経過取りまとめの発表に当たり、改善すべき課題は省内での風通しであることを強調した。「意思疎通、情報の共有・伝達と、仕事の進め方を含めて風通しの良い勤務環境をつくっていく必要がある」と述べた。9月4日の閣議後会見で、取りまとめの発表とともに自身の考えを明かした。
特に省としての仕事の進め方については「防衛省全体の問題として捉え、改善に向けた取組みをしっかり進めていくのが私の責任」だと話した。さらに、秋田県・山口県の両地元に対し、改めて説明に行く意向も示した上で、この度の失敗の反省として「事務次官以下、関係する幹部・職員において、風通しの良い組織を作ることに取り組んでいくべく訓告したい」と説明した。
この配備中止については、シビリアン・コントロールの問題も指摘が挙がっているところ。しかし河野大臣は、あくまで省内の情報共有や相談の仕方など風通しの問題だと説明した。まずは大前提として、保秘を十分に行った上で「必要な情報の共有・伝達・相談・報告・連絡がきちんとできるように真摯に見直す」とした。
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