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世界の航空座席、9月末向け1500万席分削減か
OAG、クリスマス休暇も業界は幸せな時間にならず
9月になって状況が改善することを期待したが、どうやらそう簡単に事は改善に向かうことはないようだ。英国でフライトデータサービスなどを提供しているOAGのジョン・グラント氏は、8月以降、すでに5週連続で世界の航空座席供給量が減少傾向にあることを指摘。ここ7日間というわずかな期間に、「航空会社はスケジュール調整し、約180万席分の座席が急遽取り下げられた」ことを明かした。「現在、約5910万席分の座席供給が来週予定されている」としているが、一方で9月最終週の運航計画では、依然として6830席分を供給する予定にされたままだとし、「ネットワークプランナーや収益管理チームは今月末までに約1500万席を削減しようとしている」との見方を示し、今後1500万席分の座席が急速に削減されていくだろうとの見通しを示した。
また、過去の傾向と現在の状況を照らし合わせると、12月最終週の世界の航空座席供給量は「4000万席を下回るだろう」と分析。昨年12月の最終週は約1億680万席の定期便座席が市場に供給されており、「今年は航空業界にとって幸せなクリスマスにはならないだろう」との見解を示した。
「世界中の航空会社は大きなプレッシャーを受け続けており、多くの航空会社が生き残りに向けて、より深く、より厳しい削減が必要になるかもしれないという状況に追い込まれている」とし、「我々は物事が改善していくことを願うのみだが、もし業界のリーダーたちが過去のデータに沿って供給量を削減すれば、今年の冬はますます酷いものになりそうだ」との見解を示した。・・・
北米、CARES法失効警戒感で座席供給減傾向
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※画像=9月末に向けて大幅な座席供給量削減も。例年のデータから今年12月の傾向を分析すると、OAGは今年の冬はますます酷いものになりそうだと推測している(提供:OAG)