★コスタクルーズ、イタリアでクルーズを再開

　乗客はイタリア居住者限定に、安全対策を徹底
　
　コスタクルーズはイタリアでクルーズを再開したと発表した。乗客をイタリア居住者限定にして9月6日から7日間のクルーズに出発した。クルーズの運航にあたっては新たに設定した安全・衛生対策「Costa Safety Protocol(コスタ・セーフティー・プロトコル）」に基づき、乗客・船員の安全確保に向けた取り組みを行う。同社は今後クルーズ船の運航を段階的に増やしていく方針だ。
　今回のクルーズは客船「コスタ デリチョーサ」を使用し、イタリア国内のみを巡る「コスタ デリチョーサで航くベスト・オブ・イタリーイタリア再発見7日間クルーズ」として運航した。コースはトリエステを出港し、バーリ、ブリンティジ、コリリアーノロッサーノ、シラクーザ、カターニャに寄港する。
　運航再開に際しては、乗船前のPCR検査、検温スクリーニング、乗客人数の削減によるソーシャルディスタンスの確保、消毒の徹底と医療施設サービスの更新強化などを実施した。また寄港地観光についてはコスタクルーズ主催の安全を確保したもののみ実施する。さらに最大乗客数の削減により少人数制シートによるライブショーの多数回上演や食事のビュッフェスタイルから着席制ダイニングに変更した。

※写真＝コスタクルーズはイタリアでクルーズを再開した（コスタクルーズ提供）