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2020.09.10

WING

ノースロップ、次世代ICBM「GBSD」のEMD契約を獲得

契約金額は133億ドル、2020年代後半に配備開始へ

 ノースロップ・グラマンは9月8日(米バージニア州現地時間)、米空軍との間に新型大陸間弾道ミサイル(ICBM)であるGBSD(地上配備型戦略核抑止力)の技術・製造・開発(EMD)契約を133億ドルで結んだと発表した。
 GBSDプログラムは、米国の核戦略「核の3本柱」の一つであるICBM「IGM-30G ミニットマンIII」を置き換える目的で進めているもので、ノースロップ・グラマンでは今年5月末に、技術成熟およびリスク低減(TMRR)段階を完了したと発表していたところ。
 GBSDは、1970年代初頭に運用を開始したミニットマンIIIよりも精度・信頼性が向上し、セキュリティも強化されているとのことで、空軍核兵器センターは兵器システムの設計、認定獲得、試験、評価、核認証を得るのに8.5年かかると発表、米空軍省はGBSDを2020年後半から配備を開始するとしている。
 ノースロップ・グラマンは今回のEMD契約獲得について、・・・