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2020.09.10

WING

OKI、非接触の「ハイジニック タッチパネル」開発

画面の数センチ上で操作、JALと羽田で実証中

 沖電気工業(OKI)は9月9日、非接触でタッチパネルを操作することが可能な「ハイジニック タッチパネル」を開発することに成功したことを発表した。空港に設置されている自動チェックイン機のほか、ATM、券売機、電子マネーチャージ機など、各種端末に搭載することを想定する。
 今回開発した「ハイジニック タッチパネル」は、OKIのセンシング技術を活用。従来、画面に指を触れていたタッチパネル操作を非接触で行えるようにしたものだ。端末の操作画面に実装した特殊なタッチセンサーにより、利用者は画面の数センチ上に指をかざせば操作することができる。利用者が誤って画面に触ってしまった場合への対策として、操作画面に抗菌フィルムを貼り付けることも可能だという。
 この「ハイジニック タッチパネル」を搭載した自動チェックイン機を、日本航空(JAL)が8月24日から9月15日まで、羽田空港で実証中だ。OKIは適用分野のさらなる拡大に向け、ATMへの搭載を各金融機関に提案しているという。

 

※写真=JALの自動チェックイン機で実証実験を実施中だ(提供:OKI)

※画像=「ハイジニック タッチパネル」の操作イメージ(提供:OKI)