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2020.09.11

WING

JAXA、火星探査機にスーパーハイビジョンカメラ

NHKと開発、史上初、8Kで火星を間近撮影

 宇宙航空研究開発機構(JAXA)と日本放送協会(NHK)は9月10日、宇宙での撮影が可能となるスーパーハイビジョンカメラ(4K・8Kカメラ)を共同開発し、JAXAの火星衛星探査機(MMX)に搭載すると発表した。JAXAは2024年土の打上げを目指し、MMXを開発中だ。
 JAXAらによれば、この共同開発によって史上初めて間近からの火星、火星の衛星を8K撮影に挑むとしており、探査機の実際の飛行データと組み合わせることで、3億キロ彼方の火星やその衛星(火星圏)の探査の様子を超高精細映像で再現することを目指すとした。
 JAXAのMMXは、火星の衛星であるフォボス・ダイモスや火星の科学観測を行う。さらに、フォボスに着陸してその表面から砂を採取し、地球に帰還することを目指すなど、チャレンジングなミッションを展開する。・・・

 

※画像=JAXAとNHKがMMX搭載のスーパーハイビジョンカメラ共同開発。史上初めて火星とその衛星を間近で8K撮影することを目指す(提供:JAXA)