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2018.07.09

ウイングトラベル

フィジーエア、将来の日本路線増便に前向き

旅行会社との関係強化へ政府観光局などと連携

 フィジー・エアウェイズ(FJI)のマーク・キャバリエ チーフ・コマーシャル・オフィサー(CCO)とアンドリュー・スタンバリー国際セールス担当エグゼクティブ・ゼネラルマネージャーはこのほど本紙とのインタビューに応じ、7月3日から週3便で就航した成田ーナンディ線について「将来的に成田線の増便や関西など他地域への就航も視野に入れていく」と述べ、日本路線の拡充に前向きな考えを明らかにした。さらに日本路線は「80%が日本人旅客となる。そうしたことから、日本の旅行会社との関係を深めていく取り組みに注力していくとともに、フィジー政府観光局や現地サプライヤーと連携して、日本市場向けの視察旅行などを積極的に実施し、フィジーへの旅行需要促進を図っていく」考えを示した。
 今回の成田ーナンディ線の就航についてキャバリエCCO、スタンバリーマネージャーとも口を合わせて「非常にうれしく、興奮している」と述べた。また、就航初便となる7月3日のフィジー発初便は「初めて日本を訪問するフィジー人やフィジー滞在の日本人が数多く搭乗してくれた」と述べた。一方成田発の初便も「新たなフィジー体験を希望する多くの日本人旅客が搭乗してくれた」とスタンバリーマネージャーは振り返った。さらに日本路線の就航にあたっては「成田国際空港(NAA)を始め多くの関係者が強力なサポートをしてくれ、大変感謝している」と述べた。

 

 当初週2便で計画も、旅行会社の後押しで3便実現
 日本人向けサービス拡充、旅客満足度向上へ

 

 成田線については当初週2便での運航を計画していた。しかし「日本の旅行会社がフィジーの旅行商品を販売することについて非常に前向きな声が多く、ツアー造成上利便性の高いスケジュールを望む声が多かった。そうしたことから、週3便に増やすことにした」とスタンバリーマネージャーは話す。また、キャバリエCCOは「フィジーの現地サプライヤーも日本市場について好意的で大きな期待を持っている」と述べ、日本・フィジー双方がより多くのフライトを望んだことが当初計画から1便増便する決定に至った点を強調した。

 

※写真=フィジー・エアウェイズのマーク・キャバリエCCO