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2018.07.09

WING

中華航空機、燃料不足で管制上の優先権要請

3度の着陸試みるも気流影響で着陸できず

 航空局は去る7月8日12時42分頃、富山空港の南東約20キロメートル、高度約4500メートル上空で、中華航空の737-800型(B18651)は、燃料の残量が少なくなったため、航空交通管制上の優先権を要請の上、11時10分同空港に着陸したことを発表した。
 中華航空のB18651は、CAL170便として台北から富山空港に向けて飛行。乗務員10名、乗客145名の計155名が搭乗していた。
 CAL170便は、7月8日9時9分台北を離陸し、富山空港への着陸を3回試みたが、気流の影響により着陸できず、中部国際空港に目的地を変更。しかし、残りの燃料が少なくなったため、航空交通管制上の優先権を要請の上、11時10分同空港に着陸した。
 航空局によると、この件は緊急の措置を講ずる必要が生じた燃料の欠乏であり、重大インシデントに該当するとし、運輸安全委員会は、航空重大インシデントを調査するため、航空事故調査官二名を現地に派遣した。