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2020.09.23

WING

ボーイング、需要拡大で貨物改修機ライン増設へ

広州に来年後半に、シンガポールは今年後半

 ボーイングは中国・広州およびシンガポールに、貨物改修機(コンバーテッド・フレイター)用の改修ラインを増設することを決めた。さらに、737-800貨物改修機(BCF)を、匿名の顧客から2機追加受注したことも発表した。なお、ボーイングによれば、737-800BCFは現在、134機の受注およびコミットメントを獲得。これまでに10社以上のオペレーターに対して、計36機の737-800BCFを納入済みだ。
 中国・広州では広州航空機整備工程有限公司(GAMECO)に新たな737-800BCFラインを設置する。このラインは2021年初頭には開設する計画で、737-800BCFのMROラインとしては2番目のラインとなる。一方、シンガポールではSTエンジニアリングの施設に767-300BCF用の改修ラインを増設する。この第2ラインは今年後半にも開設する計画だ。
 新型コロナウイルスの感染拡大で、世界の航空ネットワークが崩壊し、旅客需要が大きく減退している一方、貨物輸送ニーズは旅客需要に比べれば堅調だ。・・・

 

※写真=ボーイングはBCFラインを増設する(提供:ボーイング)