記事検索はこちらで→
2020.09.24

WING

「旅をしよう!」-仙台空港事務所:坂上昌彦空港長

【空の日特別寄稿】 新型コロナウィルス感染症が、航空業界を直撃しています。ターミナルビルに行っても人影はなく閑散としています。レストランもお土産売り場も休業しているお店がありました。航空ネットワークを絶やさないため、わずかなお客様を乗せ目的地まで向かう航空会社の涙ぐましい姿勢を目の当たりにすると、航空行政としてタイムリーにできることはないのかと思いを馳せます。例えば緊急事態宣言中に運航した航空機には着陸料や航援料を免除するとか、迅速に対応できるものはないのか…、今仙台空港事務所ができることは、頑張っている航空会社の運航を止めないよう、管制官など空港の運用に欠かせない人たちに感染者を出さないことでしょうか。
 内際問わず移動制限で大規模な減便を強いられ、大幅減収は避けられない状況にあります。ポストコロナの航空業界を見据え、世の中の変化とともに商売のやり方を変えていくことが肝要なのだと思います。航空業界の今は、国内と貨物にスポットを当てるということになるのでしょうか。航空業界みんなで乗り越えて行きましょう。
 ウィズコロナということで旅をしましょう!
 これから秋へ移り変わっていく東北に皆さんも行きたいでしょう。
 紅葉の秋保大滝ではマイナスイオンを浴びながら豪快な眺めを楽しむことができますし、秋保温泉で丸ごと癒され、松島の絶景を目に焼き付けた後は海沿いのすし屋ならだいたい美味しい。
 日常生活から離れて解放感と少しの緊張感をバッグに入れて、いつもと違った環境で自然や素晴らしい人々と出会うことは新しい自分の発見になったりするでしょうし、美味しい・楽しい・美しいなどの感情がついてくると人はより豊かな世界へ行けるのではないでしょうか。
 コロナは正しく恐れ、手洗い、マスク、3密を避ける。大勢の人で賑わう酒場でどんちゃん騒ぎをしなければ感染しないでしょう。
 新しい生活様式をしっかり取り入れ、3密を避け、美味C(しー)、楽C(しー)美くC(しー)の(かつら)3Cを手に入れに行きましょう! いらっしゃ~い!(意味不明 笑)
 私ども仙台空港事務所は、「空の安全」を最優先事項とし、東北の空の玄関口である仙台空港およびその周辺の安全・安心の確保を通じて、地域活性化、東北の復興そして発展に尽力して参ります。本紙をご覧の皆様が、仙台空港を利用され魅力溢れる東北へお越しいただきますこと、心よりお待ちしております。(仙台空港長 坂上昌彦)

 

※写真1=仙台空港事務所の坂上昌彦空港長

※写真2=旅客ターミナルの外観