WING
SFJ、国際線仕様のA320を受領
スペースフレックス採用で座席前後間隔35インチに拡大など
スターフライヤーは、冬ダイヤからの国際線就航に向けて、15号機(JA25MC)を去る6月21日に受領した。この機体はエアバスが提案している客室内装コンセプト「スペースフレックス」を適用した機体で、前後の座席間隔にゆとりが生まれるなど、今まで以上に快適に機内で過ごすことができるという。
「スペースフレックス」を採用したことで、機体後方の圧力隔壁とギャレーの間で使われていなかったスペースを使い、ラバトリーやギャレーを効率良く配置することで機内空間を広げることができるようになったこのスペースフレックスを採用することで生まれた空間を利用し、スターフライヤーは座席数を増やすのではなく、従来通りの150席を維持したまま、広いシートピッチをさらに広げ、現行の34インチから35インチに広げた。また、全席リクライニングを可能にした。
加えてAC電源の位置がより分かりやすくなり、USB電源は従来よりも早く充電ができるようになっているとのこと。座席番号やラバトリーなど各種表示がユニバーサルデザインを取り入れた。
また、ラバトリーは、床と洗面台をスターフライヤーのコーポレートカラーである黒色に変更し、床は石畳のようなデザインで、シックな雰囲気を演出。車イスに乗られている人でも一人で便座に移動できるよう、入口左手に折り畳み式のイスが設置している。壁紙は、白色の和紙のようなデザインで、日本の航空会社らしく「和」を感じることができるようになっているという。
なお、スターフライヤーの国際線は北九州、福岡空港、中部空港の国内3空港と台北(桃園)空港を結ぶ路線に、1日1往復便ずつ運航する。
※写真=国際線に投入するJA25MC(提供:スターフライヤー)