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ノースロップ、MQ-4Cの生産ギャップ解消に奔走
豪州のプログラム加速で埋めることを関係先と協議
ノースロップ・グラマンは9月29日(米国現地時間)、無人偵察機グローバルホークの洋上監視型であるMQ-4Cトライトンについて、生産ギャップ解消のために奔走していることをホームページ上で明らかにした。
これは、米国防総省の2021年度予算要求に、2021年と2022年の2年間にわたりMQ-4Cの生産を停止することが含まれており、プログラムを軌道に乗せることが困難となっているため。
ノースロップ・グラマンは、「2年間の生産ギャップは、生産ラインとサプライヤーに重大なマイナス影響を与えることになる」と述べ、「(生産の)一時停止は、サプライヤーと我々がプログラムにおいて、熟練段階に到達するために得たノウハウを失うリスクがあることを意味するだけでなく、プログラムに更なるリスクとコストが追加されることになる」としている。・・・
※写真=ノースロップ・グラマンでは、豪州向け機の生産で2021・2022年度の生産ラインを埋めることについて米海軍・豪州と協議してきたという(提供:ノースロップ・グラマン)