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2020.10.01

WING

統幕、21年度743億円要求して領域横断作戦実現へ

自衛隊共同のサイバー防衛隊新編、540人規模に

 統合幕僚監部の2021(令和3)年度概算要求は、前年度予算額よりも194億7300万円増の743億1900万円とした。内訳は、人件・糧食費が5億3700万円増の110億4700万円、物件費が189億3500万円増の632億7200万円。さらに物件費(事業費)の632億7200万円を見ると、歳出ベースで歳出化経費が422億7600万円、一般物件費が209億9600万円。契約ベースでは、物件費(事業費)が539億2600万円となって、一般物件費が209億9600万円、新規後年度負担が329億3000万円となった。領域横断作戦の実現に必要な能力強化を進め、大規模災害などへの対応も強化する。さらにインド太平洋地域の安定化に対応し、グローバルな安全保障課題に的確に対応できるようにする。
 統幕が特に力を入れるのが、領域横断作戦実現の一環として取り組むサイバー領域の能力強化だ。サイバー防衛能力の強化のため、自衛隊共同の部隊となっている自衛隊指揮通信システム隊の廃止とともに、自衛隊サイバー防衛隊(仮称)の新編を図る。・・・

 

※写真=統合幕僚監部は21年度概算要求で743億円を要求。特にサイバー演習装置の整備などサイバー領域の能力強化に注力する