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岸防相、防衛費とGDP「単純な比較適切ではない」
コロナ禍GDP低下も防衛費最高額、周囲環境から適切
岸信夫防衛大臣は10月2日の閣議後会見で、防衛省の2021年度概算要求額が過去最高の5兆4898億円となって、国内総生産(GDP)に対して防衛費1%枠を超える可能性があることについて、「単純にGDPとの比較は適切ではないのではないか」と述べて、周囲の安全保障環境に相応した対応が必要であることを強調した。会見では、コロナ禍の影響で日本のGDPが低下している中、同省では21年度に最高額を求めたことを指摘。さらに事項要求が加われば、さらに防衛費が増すことになる。そうした中で、岸大臣は日本を巡る安全保障環境、非常に速いスピードで変化しているとし、それに対応するため「日本の防衛力をしっかり強化し、国民の平和な暮らしを守っていく大きな責務を果たすため、必要な防衛費を要求している」と述べた。さらにその中には「事項要求も含まれる」として、適切な要求であることを示した。
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