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三井E&Sマシナリー、港湾クレーン点検をドローンで代替
ドローンで画像撮影とAI解析、効率化・省人化に期待
三井E&Sマシナリーとゼンリンデータコムは今夏、港湾クレーンの点検にドローンを活用する実証実験を実施した。三井E&Sマシナリーが点検作業を請け負っている鹿児島県志布志港の港湾クレーン2基を対象に実験を行なったもので、これまで作業員が行なっていた港湾クレーンの構造物点検の一部を、ドローン飛行による画像撮影、画像のAI解析で代替可能か実証した。
三井E&Sマシナリーらによれば、港湾クレーンの点検は、作業員の高所作業や専用の点検作業車の利用といった安全面・コスト面における問題、さらには技術者不足の深刻化や作業員毎による検査精度のばらつきといった課題に直面しているという。
そうしたなかドローンを使って点検作業を代替することで、作業の効率化や省人化による安全面・コスト面・技術者不足の克服・検査精度の向上を図りたい考えだ。
※写真=港湾クレーンの点検にドローン活用(提供:三井E&Sマシナリー、ゼンリンデータコム)