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中部空港、紫外線除菌情報をITで旅客に提供
実証実験開始へ、11月末までに結果取りまとめ
新型コロナ感染拡大防止対策の一環として、紫外線除菌とITを組み合わせた除菌情報提供システムの実証実験が、中部空港でスタートする。国際線施設を対象に、海外からの新型コロナウイルスの防疫措置の一例として、電子タグ利用による手荷物やカートなどの紫外線除菌に関するトレーサビリティ管理の先導実証実験を行う。具体的には手荷物カート、到着時の受託手荷物、そして保安検査用トレイの紫外線殺菌およびトレーサビリティを確認する計画だ。
NPO法人の空港に於けるRFID技術普及促進連絡会(ARTA)が中心となり、中部空港会社、岩崎電気らが協力して実験を行う。実証実験は10月14日から11月6日まで行う計画で、システムや運用上の課題および問題点を洗い出し、その結果を11月末までにまとめる方針だ。これにより、主要空港における早期の実用化に結び付けたい考え。
この実証実験ではARTAと岩崎電気が連携して、空港に於けるコロナ対策としての紫外線除菌の在り方と、IT利用による旅客への安全・安心情報の発信方法として追跡性(トレーサビリティー)技術の向上を確立することが狙いだ。・・・