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NEDO、バイオジェット普及向け計6件のテーマ採択
市場形成向けサプライチェーン構築、大量培養技術なども
新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)は10月5日、バイオジェット燃料の普及や市場形成、そして社会実装を後押しするサプライチェーンの構築と、カーボンリサイクルに寄与する原料の基盤技術を強化する研究開発に着手するとして、計6件のテーマを採択したことを発表した。
採択されたのは(1)ユーグレナ社の「油脂系プロセスによるバイオジェット燃料商業サプライチェーンの構築と製造原価低減」、(2)Biomaterial in Tokyo社および三友プラントサービスの「国産第二世代バイオエタノールからのバイオジェット燃料生産実証事業」、(3)電源開発の「海洋ケイ藻のオープン/クローズ型ハイブリッド培養技術の開発」、(4)ちとせ研究所の「熱帯気候の屋外環境下における、発電所排気ガスおよびフレキシブルプラスティックフィルム型フォトバイオリアクター技術を応用した大規模微細藻類培養システムの構築および長期大規模実証に関わる研究開発」、(5)ユーグレナ、デンソー、伊藤忠商事、そして三菱ケミカルの共同提案による「微細藻バイオマスのカスケード利用に基づくバイオジェット燃料次世代事業モデルの実証研究」、そして(6)日本微細藻類技術協会の「微細藻類由来バイオジェット燃料生産の産業化とCO2利用効率の向上に資する研究拠点及び基盤技術の整備・開発」。・・・
※画像=NEDOがバイオジェット燃料の普及に向けた研究テーマを採択。市場形成に向けてサプライチェーン構築や大量培養技術をテーマに計6件のテーマを採択した。画像はバイオジェット燃料のサプライチェーンイメージ(提供:NEDO)
※画像=微細藻類を活用したカーボンリサイクルのイメージ(提供:NEDO)