記事検索はこちらで→
2020.10.06

WING

ドイツ新型重輸送ヘリ選定、入札手続きを中止

BAAINBwが財務枠組み上実現可能性が低いと評価

 ドイツ連邦国防省(BMVg)は去る9月29日(ドイツ現地時間)、ドイツ連邦軍の重輸送ヘリコプターCH-53Gの後継機を決める新型新型重輸送ヘリコプター「Shwerer Transporthubschrauber(STH)」プログラムの入札手続きを中止すると発表した。
 STHプログラムにはシコルスキー・エアクラフトとドイツ産業チーム代表のラインメタルがCH-53K「キングスタリオン」を、対するボーイングはH-47「チヌーク」を提案。2021年初頭に機種選定、44機から60機の調達契約を結ぶ予定となっていたところ。
 BMVgは中止の理由として、「現在の入札手続きの過程では、計画した財務枠組み内でプロジェクトを実現出来る可能性が低いことを認識。連邦軍装備情報技術運用庁(BAAINBw)は、現在提出されているオファーは不経済と評価したため」と述べている。・・・

 

※写真=ドイツ連邦国防省はCH-53Gの後継機を決めるSTHプログラムの入札手続きを中止した(提供:ドイツ連邦軍)