ウイングトラベル
KNT-CT、5月旅行取扱額3.3%減の435億円
海外旅行1.8%減、国内も4.4%減に
KNT-CTホールディングスグループの5月の旅行取扱額は前年同月比3.3%減の435億2900万円となった。海外旅行が1.8%減の123億600万円、国内旅行が4.4%減の286億4200万円となったことが響いた。外国人旅行は0.1%増の17億7100万円だった。
海外旅行の内訳を見ると団体の取扱額が12.5%減となった。学生団体は修学旅行の取扱人数が増加したことにより26.4%増と大幅なプラスとなった反面で一般団体は前年の大型企業系コンベンションや視察などの反動源により19.2%減と落ち込んだことが響いた。
海外企画旅行は2.7%減となった。このうちホリデイの取扱額が15.4%減となった。アジア方面は好調に推移したものの、ヨーロッパ方面で一部商品のクラブツーリズム商品への一体化による減少に加え、ミクロネシアやアメリカ、オセアニア方面が不調だった。クラブツーリズムの海外商品は0.6%増となった。ハワイ島キラウエア火山噴火の影響があったものの、ヨーロッパ、アジア、中国方面を中心におおむね好調に推移した。
国内旅行は団体が3.5%増となった。一般団体は前年の大型イベント団体参拝旅行や企業系コンベンションの影響により6.6%減となったが、学生団体が修学旅行や宿泊研修旅行などの取扱人数が増加し8.2%増となったことが奏功した。