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2020.10.08

WING

JAL国際線、来年1月も8割近く減便、減便率78%に

成田の東南アジア・北米線復便、接続需要に対応

 日本航空(JAL)は、2020年11月から2021年1月まで国際線の一部路線便数計画を決定した。当初の国際線全体の計画運航便に対し、10月の減便率が85%だったのに対し、11月は3ポイント低下の82%、12月は7ポイント低下の78%、1月も同じく7ポイント低下の78%で計画する。羽田・成田の両空港をハブとし、東南アジアと北米を結ぶ路線を中心に増便していく。具体的に、羽田発着のニューヨーク・シカゴ・ダラス線は週3便ずつの運行を継続し、さらに成田発着で3便から4便運航する。成田へ午前に到着するバンコク・マニラ線と、午後到着のジャカルタ・マニラ・ホーチミンシティ線は週2便から3便増便するとして、結節点としての需要獲得を狙う。
 2020年冬期ダイヤとして1月末までの計画便(2020年10月25日-2021年1月31日)を見ると60路線1万860便を運航する計画だったが、このほど決めた3ヵ月間では、58路線、9922便を運休する。ついに年明け後も国際線は大幅減便を余儀なくされた。しかしながら、その中でも北米線、東南アジア線を中心に、徐々に便が回復していくことは、明るい兆しといえる。・・・