記事検索はこちらで→
2020.10.08

ウイングトラベル

★国際交流の再開へ、検査体制の共通化など議論

 G20観光大臣会合、WTTCは隔離見直しを強く要望

 G20観光大臣会合のテレビ会合が10月7日夜(日本時間)に開催され、新型コロナウイルス感染症の影響で国際交流が途絶える中、国際交流の再開に向けて、各国政府や国際機関が協調・連携していく方針を確認した。
 とくに、国際交流の再開への課題として、検査体制の共通化と、そのための技術導入の必要性で一致した。検査体制や検査基準などが各国で共通されれば、旅行者は安心して国際旅行を再開できるとして、検査体制の共通化に向けて検討していく。また、民間を代表して参加した世界旅行ツーリズム協議会(WTTC)からは、民間からの強い要望として隔離基準の見直しを挙げ、14日間の隔離基準を見直すよう要望した。同会合に参加した一部政府からも、隔離基準の見直しの必要性に賛同する意見が出されており、今後民間の声も聞きながら、国際交流の再開に向けた課題について引き続き検討していく方針だ。

 

 観光産業は世界GDPの10.3%、3.3億人を雇用
 2020年の国際観光業は60〜80%減少予測
 国際交流再開へ、渡航制限の適切な見直し必要
 旅行やビザ手続きの合理化へ、官民双方が努力

※写真=G20観光大臣会合のテレビ会合の様子

 

※写真=日本からは赤羽一嘉国土交通大臣が出席した