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2020.10.09

WING

岸防相、アショア代案調査で民間2社と契約

契約納期は4月30日、中間報告受け今年末に方向性

 岸信夫防衛大臣は10月8日、イージス・アショア代替策の検討を進めるため、民間の三菱重工およびジャパンマリンユナイテッドと調査役務契約をこのほど結んだことを発表した。この調査はVLSなどイージス・アショア構成品の配置検討や、日本のBMDアセットと連接するための課題を明らかにすること。もう一方は、イージス・システムを洋上プラットフォームに連接・配置するための技術的検討を深めること。この契約は納期が2021年4月30日となっているが、岸大臣は方向性を年末までに示す姿勢は堅持するとした。
 これは、岸大臣が陸上自衛隊朝霞駐屯地視察後の会見で明らかにした。同日に防衛省幹部が与党議員へ説明した。この調査研究は、納期が2021年4月30日となっていものの、岸大臣は「菅総理から防衛大臣に対して、年末までにあるべき方向を示す、速やかに実行に移すよう指示をいただいている。鋭意検討を進めていきたい」とした。時々に合わせて、中間報告を適宜受けて、今年末に方向性を示す姿勢は変わらないとした。