★IR区域整備の基本方針を修正、再パブコメ募集

　汚職事件発生で「接触ルール」の策定を追加

　観光庁は、特定複合観光施設（IR）の区域整備のための基本的な方針を修正し、パブリックコメントの募集を開始した。IRを巡る汚職事件が発生していることから、収賄等の不正行為が発生しないよう、国や都道府県等がIR事業者等との接触のあり方に関する厳格なルールを策定することなどを新たに求める。パブリックコメントは10月9日から11月7日まで募集する。
　それによると、IR区域整備のための基本方針のなかで、第一に日本型IRの意義と目標を示しているが、極めて重要な前提条件を新たに追加。「IR整備に対する国民の信頼と理解を確保する観点から、収賄等の不正行為を防止するとともに、公平性及び透明性の確保を徹底するため、国や都道府県等において、IR事業者等との接触のあり方に関する厳格なルール（以下「接触ルール）という。）が策定されるとともに、IR事業者においてコンプライアンスが確保されること」を新たに追加した。