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エアバス、豪空軍KC-30の通信システムなど近代化開発
豪空軍の相互運用ニーズ対応で
エアバスは10月12日(ブリスベン現地時間)、オーストラリア連邦政府から豪空軍(RAAF)のA330MRTT(豪空軍のKC-30)の通信およびミッションシステムの近代化改修開発を受注したことを発表した。
エアバスによれば、開発は豪空軍の新たな運用要件の下で、相互運用性に関する要求を満たすべく、主として新たな通信システムおよびミッションシステムなどに焦点を当てるかたちでレトロフィットパッケージを開発するという。
契約は2段階に分かれて行われ、その第1段階ではエアバスがクリティカルデザインレビューに先立って設計およびシステム開発、統合を行う。続く第2段階ではエアバスが全機分の改造キットを完成・供給する前に、認証および認証プロセスで使用するプロトタイプのKC-30に搭載して納入する。その後、残りの機体へのレトロフィットを進めることになるという。・・・
※写真=エアバスは豪空軍のKC-30(A330MRTT)の通信システムなどの能力向上に向けた開発を受注した(提供:エアバス)