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エアバス、9月の民間機引き渡しは57機
今年の累計引き渡し数、昨年比40%減
エアバスが10月9日(仏トゥールーズ現地時間)に発表した9月の民間航空機引き渡し数は、合計で57機だった。昨年9月の引き渡し数は71機だった。なお、過去5ヵ月(4-8月)の機体引き渡し数の推移をみてみると、4月は14機、5月は24機、6月が36機、7月に49機と漸次的に増加してきており、8月には39機となっていた。
新型コロナウイルス感染拡大の影響で、航空業界全体が大きく傷ついているなか、エアバスの民間機引き渡し数は低調に推移している。航空機を製造したとしても受け取るはずの航空会社の経営状態が悪化しているほか、国際線を中心に路線ネットワークが損壊していることから、受け取りを先送りすることを求める航空会社が続出するなど、機体を引き渡すことができない状態だ。そのためエアバスとしても生産量を大幅に落としている。・・・
※写真=引き渡し数が伸び悩むエアバス。コロナが影響し生産量を落としている(提供:エアバス)