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2020.10.14

ウイングトラベル

★星野リゾート、3分の2の施設が昨年並みに回復

 中国・浙江省に新ホテル、2021年春に開業

 星野リゾートは10月13日、定例のプレス発表会をオンライン形式で開催。直近の事業状況や新規のホテル展開の計画を発表した。足元の事業環境ではいわゆる「マイクロツーリズム」の推進で近場需要の取り込みを進めたことと政府のGo Toトラベルキャンペーンの効果により、客足が戻りつつあり、9月の実績で41施設中、3分の2に相当する27の施設で客室稼働率が昨年の水準まで回復したことを明らかにした。また、今後のホテル展開については海外4カ所目の施設として中国・浙江省に「星野リゾート 嘉助天台」を来年春に開業することが決定したほか、22年までに国内に新たに4つの施設を開業することを発表した。

 

 Go Toトラベルで市場回復も需要の先食い懸念
 マイクロツーリズムを推進、顧客基盤強化へ
 今後は予約システム関連に積極投資へ
 施設間の周遊を視野に入れたシステム構築検討
 中国ではホテルサービスの基盤構築を最優先
 22年までに国内で4軒新設、今後の計画変更なし

※写真=オンライン発表会で足元の事業環境や今後のホテル出店計画などを紹介する星野リゾートの星野佳路代表

 

※写真=中国大陸初出店となる「星野リゾート 嘉助天台」の外観