記事検索はこちらで→
2020.10.14

WING

岸防相、北の弾道ミサイル核搭載技術を警戒

新型と見られるミサイル「攻撃多様化執拗に追求」

 

 岸信夫防衛大臣は10月13日の閣議後会見で、北朝鮮が10日に行った軍事パレードで、新たなICBMと見られるミサイルを確認したことに「現在分析中」としながら、北朝鮮が極めて速いスピードで弾道ミサイル開発を継続的に進めている状況を改めて強調。「日本を射程に収めるノドンやスカッドERといった弾道ミサイルに核兵器を搭載して、攻撃する能力をすでに保有している」と述べて、北朝鮮の技術の進展に警戒感を示した。
 この10日の軍事パレードは、朝鮮労働党創建75周年に合わせたもの。岸大臣は、これまで日本側が発射を確認したものと同型と見られる弾道ミサイルが「少なくも6種類登場した」と説明すると、それら以外に「新型ICBM弾道ミサイルの可能性があるものや、SLBMの可能性のあるものが登場した」と述べ、北朝鮮では依然急速にミサイル開発が進められていることを指摘した。