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2020.10.15

WING

海自新型潜水艦「たいげい」が命名・進水

船体の再設計で「そうりゅう」型より50トン増加

 防衛省・海上自衛隊は10月14日、「平成29年度計画潜水艦(29SS、513号艦)」の命名・進水式を三菱重工業神戸造船所で実施した。
 式典には岸信夫防衛大臣をはじめ、防衛省および企業関係者らが出席し、岸防衛大臣が「たいげい」と命名した。
 「たいげい」はそうりゅう型潜水艦の後継となるたいげい型潜水艦の1番艦。新型潜水艦となるたいげい型は、そうりゅう型と外観や諸元に大きな変更がない様に見えるが、海上幕僚監部広報室によれば、新たな潜水艦として船内配置など含め船形を再設計しており、結果としてそうりゅう型後期型より約50トン増加、船体の深さ(高さ)も0.1メートル増加し、静粛性が向上しているという。また、ソナーの改良により探知能力が大幅に向上したほか、女性自衛官が勤務出来る様に仕切りなどを設けて生活スペースを確保しているとのこと。海上幕僚監部は「たいげい」の就役時期について、「2022(令和4)年3月頃予定」と述べている。・・・

 

※写真=そうりゅう型後継潜水艦1番艦は「たいげい」と命名(提供:海上幕僚監部)

※写真=命名書を読み上げる岸防衛大臣(提供:海上幕僚監部)

※写真=今後続いていく同型潜水艦の艦名について、海幕広報室は「未定だが、水中動物の名から取ることになるだろう」と話す(提供:海上幕僚監部)