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航空局、精密進入のカテゴリー「IIIA」と「IIIB」一本化へ
決心高「なし又は30m未満」、RVR「50~300m未満」
航空局は精密進入着陸方式のカテゴリーIIIAおよびIIIBの定義を一本化することを検討中だ。これまで「カテゴリーIIIA」、「カテゴリーIIIB」と区分していたカテゴリーを、「カテゴリーIII」に一本化し、その航行における決心高(DH)を「なしまたは30メートル未満」に、滑走路視距離(RVR)を「50メートル以上300メートル未満」に変更する。さらに、許可申請手続きおよび運航適正試験実施につ いても、明確化することを検討中だ。
航空局がこの検討を進めている背景には、今年11月5日に国際民間航空(ICAO)条約附属書が改正される予定で、このなかで「カテゴリーIIIA」と「カテゴリーIIIB」を一本化することになっているため。ICAO条約への整合性を目的として、日本としても改正することを目指す。
現行区分では「カテゴリーIIIA」については、決心高が「なしまたは30メートル未満」に、滑走路視距離が「175メートル以上」となっている。一方、「カテゴリーIIIB」は決心高が「なしまたは15メートル未満」、滑走路視距離が「50メートル以上175メートル未満」と規定されている。・・・
※画像=航空局は「カテゴリーIIIA」と「カテゴリーIIIB」を「カテゴリーIII」に一本化へ。画像は現行の高カテゴリー運用のイメージ(出典:航空局資料より)