記事検索はこちらで→
2018.07.12

ウイングトラベル

国内宿泊旅行が持ち直す、大阪3位に躍進

じゃらん調査、費用増もパッケージ1割切る

 じゃらんリサーチセンターが毎年実施している「じゃらん宿泊旅行調査」によると、2017年度の宿泊旅行実施率は55.6%と前年の54.8%から0.8ポイント上昇し、国内宿泊旅行が持ち直していることが分かった。旅行費用も6.3%増の7兆5352億円と増加に転じた。都道府県別では、東京、北海道に次いで、大阪が3位に躍進した。
 宿泊旅行者の年間平均旅行回数は2.78回、平均宿泊数は1.76泊と前年並みだったが、延べ宿泊旅行者数は1億4556万人、延べ宿泊数は2億5646万人泊で、ともに前年比で微増した。
 費用面をみると、大人1人1回の宿泊旅行費用は5万1600円で、前年から4.7%増加しており、交通費、宿泊費、パッケージ費用のいずれも上昇している。
 旅行費用の内訳は、個人旅行が6兆5117億円、パッケージ旅行が1兆236億円で、構成比は86.4:13.6%の割合。これを費目別(構成比)にみると、宿泊費2兆2427億円(29.8%)、交通費2兆1237億円(28.2%)、現地小遣い2兆4641億円(32.7%)、パッケージ費7047億円(9.4%)。
 宿泊旅行の手配方法では、17年度の構成比は個人旅行90.3%に対して、パッケージ旅行は9.7%と遂にパッケージが1割を切った。
 延べ宿泊旅行者数を都道府県別で見るとは、東京が1541万人、北海道が1066万人と1000万人を超えた。3位の大阪は775万人で静岡、神奈川を抜いて5位から3位に躍進した。静岡773万人、神奈川710万人、長野702万人と700万人台が続く。

 

※都道府県別の延べ宿泊旅行者数(提供:リクルートライフスタイル)

 

※個人手配旅行とパッケージ旅行の構成比推移(提供:リクルートライフスタイル)