WING
AFLCMC、F-35A事故機をテストベッド機に活用
F-35戦闘機3機種のABDRマニュアル開発に寄与
米空軍ライフサイクル管理センター(AFLCMC)は10月21日(米ユタ州現地時間)、ユタ州・ヒル空軍基地で、F-35A事故機を新たな航空機戦闘損傷修理(ABDR)の手順と技術開発、および整備訓練機として活用していると発表した。ヒル空軍基地のABDRオフィスは、「F-35プログラムは3機種のABDRマニュアルを開発中であり、この機体はマニュアルの開発と検証に重要な役割を果たすことになる」と述べている。
この機体は、2014年に離陸中の火災事故を起こして使用禁止となっていたフロリダ州・エグリン空軍基地第58戦闘飛行隊に所属していた「AF-27」で、ヒル空軍基地のABDRオフィスは2019年に「AF-27」を取得した。・・・
※写真=AFLCMCは離陸中の火災事故で使用禁止となっていたF-35A戦闘機「AF-27」をテストベッド機として、ABDRマニュアルの開発に活用している(提供:AFLCMC)
※写真=「AF-27」をエグリン空軍基地からヒル空軍基地まで輸送するにあたり、C-17輸送機に収めるために主翼を切断したという(提供:AFLCMC)
※写真=ヒル空軍基地で主翼を再装着している「AF-27」(提供:AFLCMC)