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2020.10.26

ウイングトラベル

★ピーチ森CEO、生き残りかけ11月から成田路線拡大へ

 国際線の運航再開、関空/成田/羽田-台北線

 ピーチ・アビエーション(APJ)は冬ダイヤが始まる10月25日から、成田国際空港の第1ターミナル移転、国際線運航の再開、那覇発着の新千歳・仙台路線新規就航などを行って、コロナ禍で疲弊した航空ネットワークをリスタートさせた。この日、成田の1タミ移転イベントに参加した森健明CEOは、冬ダイヤ以降が「ピーチにとって生き残りをかけた極めて重要な期間」だと強調。「11月には、従来よりも運航便数を増して運航を行って、確実にリカバリーを果たしていきたい」と意気込んだ。
 国際線については、10月25日よりピーチにとって約7ヵ月ぶりの国際線となる関西-台北線の運航を再開した。26日夜にも成田・羽田-台北線の運航を再開する。今後はフライト可能な地域から順次、運航を再開していく。森CEOの考えでは、今は日本人旅客中心の利用となっているが「その中で日本人が日本の魅力を発見する時期」とのこと。それが海外へ発信されることで、これまで日本を訪れていたインバウンドが、回復期には新たな場所へ行くことになる。「インバウンドはコロナ後に、従前よりも確実に増えると思う。そうすれば、成田からの国際線も当然増やしていくことになる」と話し、成田国際線を増やしていく意向を示した。

 

※写真=1タミで旅客を見送った森CEO(写真右)と富永センター長(写真左)