ウイングトラベル
★スカイマーク、下地島3路線を同時開設
羽田線は政策コンテスト枠、三沢空港と勝負に
スカイマークは10月25日、羽田−下地島(1日1往復)、神戸−下地島(1日1往復)、そして那覇−下地島(1日2往復)の3路線を同時に開設した。スカイマークにとって3路線同時開設は初めてのこと。新型コロナ禍にあって航空需要が低迷するなか、あえて3路線を同時に開設へと踏み切った。スカイマークの洞駿社長は「下地島線の新規就航は久方ぶりの明るい光、あるいは星だ」と強調。新型コロナ危機の渦中にあるスカイマークにとって、この下地島3路線同時開設が航空需要回復の起爆剤となることを期待している様相だ。同社”期待の星”である下地島3路線の予約動向については、「お陰様で、羽田線、神戸線、那覇線、それぞれ非常に出足は好調。我が社は様々な路線を有しているが、トップクラスの予約申し込みがある。非常に明るいスタートだ」(洞社長)としており、滑り出しは好調となったようだ。
日本国内で熱視線集まる宮古島圏域
19年度観光客114万人、目標は200万人
宮古島、下地島、伊良部島など、大小6つの島々からなる宮古諸島はマリンスポーツやレジャーのメッカだ。下地島空港の旅客ターミナル開港と共に、ホテルリゾートなどの建設ラッシュが相次ぐなど、日本国内で最も注目されている地域の一つだろう。
洞社長も「近年は移住される方、長期滞在者が急激に増加していると聞いている」とコメント。さらには「ゆったりと絶景の海を眺めながら新たな発想で仕事に取り組むワーケーションを行うにも最適の地だとして注目を集めている」ことに触れた。
昨年度の宮古島圏域への入域観光客数は114万人を突破しており、2019年には今後10年間で入域観光客数を200万人に増やす目標を掲げた。今回のスカイマークによる3路線同時開設が、地元の目標にも大きな追い風となりそうだ。
※写真=下地島空港で催した下地島3路線同時開設就航式典におけるくす玉割り。下地島3路線はスカイマークにとって「期待の星」だ