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ピーチ森CEO、生き残りかけ11月から成田路線拡大へ
GoToや着陸料減免が後押し、確実にリカバリー
ピーチ・アビエーション(APJ)は冬ダイヤが始まる10月25日から、成田国際空港の第1ターミナル移転、国際線運航の再開、那覇発着の新千歳・仙台路線新規就航などを行って、コロナ禍で疲弊した航空ネットワークをリスタートさせた。この日、成田の1タミ移転イベントに参加した森健明CEOは、冬ダイヤ以降が「ピーチにとって生き残りをかけた極めて重要な期間」だと強調。「11月には、従来よりも運航便数を増して運航を行って、確実にリカバリーを果たしていきたい」と意気込んだ。
森CEOは、移転した成田1タミで国内線ネットワークをこれまで以上に拡大し、今後のインバウンド回復期には国際線も広げて、乗継需要の獲得を図る考え。今後、感染症の影響は約1年間は続く見通しで、ピーチの事業規模の約4割を占める国際線については、事業の比率を縮小して、国内線へシフトしていく。国内線は現在、GoToキャンペーンによって非常に大きな後押しを受けており、11月に向けて「需要が回復してきている」状況だ。そのため、回復への流れを捉えて、あまり時間を置かずに成田からの国内線増便を早期に展開していきたいとした。・・・
鉄道駅直結のターミナルで旅客の利便性向上
3タミのキャパ不足考え移転決断、夜の羽田と差別化
1タミ移転後の奄美線、85人の旅客を見送り
※写真=1タミで旅客を見送った森CEO(写真右)と富永センター長(写真左)
※写真=森CEOは1タミ移転の出発機の見送りで、成田路線を拡大する考えを明かした